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命の鼓動を止めないで・・・@ 2003 09/21 20:27


我が家の老犬ポメラニアンのリリーの容態がよくありません。

以前から腎臓が悪いのと、心臓も良くないといわれていましたが、一昨日から腎臓の数値がMAX以上の数値となり、点滴のため日帰り入院通院です。

食欲もありません。

点滴の投薬も、いっきに腎臓の数値をさげるぐらい投与すると、今度は心臓に負担がかかるため、心臓と腎臓の折り合い見ながらの治療となっています。



リリーは、今年の12月で15歳となります。人間の歳でいえば78歳ぐらいですが、ここ2〜3ヶ月で、ぐっと調子が悪くなっています。

私の高齢な父と母がとても可愛がっているため、もしものことがあったあとの両親が心配です。




今年の春にまだヨタヨタしていましたが、体調は安定しています。



今日も、一日、動物病院で点滴を受けてきた直後・・・腎臓の数値はまだMAX以上(通常は60までが正常値ですが、測定不能状態・・・)、食欲も全然ありません。

朝、少しチーズとヨーグルトを食べただけ・・・動物病院でも全然、食べないとのこと。

姉が、糖分の全然入っていないプリンを作って来てくれたのに全然。食べない。

犬が食べなくなる状態が、一番悪い状態です。

どうにか良くなって欲しい・・・



今日の夜、動物病院から連れて帰ってきた直後。前足の点滴用の針が入ったままのピンクの包帯が、あまりにも痛々しい・・・。



どうか、リリーの容態が安定し、12月の誕生日をむかえる事が出来ますように・・・



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命の鼓動を止めないで・・・A 2003 09/20 08:33

老犬リリーの具合が悪くなってから10日間ほどたちました。

どうにか頑張ってくれています。

今までは、治療のため朝、動物病院に連れて行き、一日、腎臓の点滴をうけ夕方て夕方むかえにいくという方法をとっていましたが、むかえに行った時、リリーは診療台の上で、ブルブルとただ震えているだけ・・・。

どんなに心細く怖かったことか・・・

白血球の数値も上がってきて、強度のストレスがかかると白血球の数値はあがります。

リリーを一番かわいがっている母にとってはそんなリリーが可哀相でたまらないとのこと。

リリーの命は、正直に言って、そんなに長くはない。ならば、一日、病院で怖い思いしながら過ごすより、大好きな家で過ごさせてあげたい。 治療は、皮下注射にかえ昼間は家にいない私のかわりに近所に住む姉にやってもらうことにしました。

3度ほど往診に来てもらい先生に教えてもらいながの皮下注射・・・姉は、それなりにこなしてくれて安堵・・・。


でも、食欲にムラがあって食べさせるが大変。一日、食べない日もありますが、食べないと体力がもたないため、姉がいろいろ工夫してくれます。

姉は、既に2匹の老犬を看護した経験をいかして食欲不振になった犬の好みそうなものを手作りしてくれます。

塩分を気にして塩抜きのパンを焼いたり、糖分抑え目のプリンやカスタードクリーム、白身魚を煮たり、牛肉をしゃぶしゅぶのように茹でたり、時間をかけて食欲が出た時に食べさせてくれます。


犬が何も食べなくなってしまったときは、もうそれが最期と覚悟していますが、まだ一日1回ぐらいでも食べてくれますので、まだ大丈夫と自分に言い聞かせています。


やっと涼しい朝の関東地方。季候も味方してくれるのだから、頑張ってリリー・・・







今朝、牛肉1枚食べて、満足してくつろいでいるリリーです。


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命の鼓動を止めないで・・・B 2003 09/21 20:26

相変わらず一進一退のリリーの容態です。

今朝は、食欲がありません。

朝、ひとかけらのかぼちゃを食べたきり・・・お薬を飲ますことができません。

お薬は、最優先が腎臓の薬・・・真っ黒いカプセル。活性炭素で腎臓の働きのためには、どんな薬よりもリリーに飲ませないといけません。 これは、かぼちゃにまぶして食べてくれたからいいのですが、後は、心臓のお薬や吐き気止めとか、全部で4種類なのですが、今までは食べ物に埋め込んで飲ませていましたが、食べないと飲ませることもできません。


今日から家で皮下注射とのことで、姉(姉は、独身時代に歯科衛生士をしていたので私よりもまだ医療の知識があるので)に来てもらい、私と姉と母で恐る恐る注射開始。

注射といっても、栄養剤が入っている液体を100ccほど入れるため、けっこう時間がかかる。動物病院ではおとなしく注射させるリリーも、我が家では我儘して嫌がるのを押さえて注射するのですが、一度、嫌がり針が抜けてしまい、二度、注射してみましたが、あまり上手くできません。

姉も母も私も、怖くなってしまい途中でやめてしまいました。自宅での治療は、限界なのかも・・・。


命がいつまで持つか分かりませんが、みんなのリリーに対しての考えはひとつ・・・。もう短い命なら痛い思いや怖い思いをさせるより、大好きな我が家に一時も長くいさせてあげたい。つらい延命することよりもリリーが、ほんとうに望むことをしてあげたい。でも、全然、治療をしないわけもいけない。でも、飲み薬を飲まないのは困る。

なら、毎日、注射に通院したほうがいいのかどうか?悩んでいます。


リリーは、約15年前に私が叔母の家から譲り受けてきた犬。

初めて家に連れ帰ってくる途中の車の中で、怖くてブルブル震えていた姿が、今も私の脳裏にしっかりと焼きついている。


生きている限りは、必ずくる「老いと死」かもしれないけれど、やっぱりリリーには、もっともっと生きていて欲しい。

できれば12月の15歳の誕生日を迎えさせて下さい。





今日は、雨で寒いので洋服を着させました。柄が季節外れのトロピカル模様です。



寒さも老犬にはつらいのでキティちゃんのタオルをかけてあげました。 夕方、大根の煮たものを少し食べてくれました。




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命の鼓動を止めないで・・・C 2003 09/23 21:14


今日は、涼しい秋の日・・・

過ごしやすし季候のせいか老犬リリーの容態は安定。昨夜も、まあまあ大根とか食べてくれて3日ぶりにウンチを2本して、すっきりしたみたいで夜よく寝ていました。

そのせいか今朝も、食欲がてでくれてち台所にいる母の後を追うようになってくれて、トマトと大根の煮物と玉子ボーロと白身魚を食べてくれました。

今日は祭日なのですが、重症患者は動物病院で休日診療してくれるため、私が休みでしたので連れて行って、もう家では出来ない点滴注射と1週間ぶりに血液検査をしてもらいました。

人間でも毎日、注射をしていると皮膚が硬くなって注射針を刺すのが痛くなります。リリーの背中も毎日、注射しているため痛いらしく我慢強い子だつたリリーが、この数日、注射針を刺すと「ギャン!」と、痛がって泣くようになってしまいました。見ているのが辛い・・・背中、赤くなっているから痛いんだろうなと・・・。

在宅往診では、できない血液検査・・・結果が見るのが怖い。


腎臓の数値を表すBUN、1週間前までは200以上あって測定不能でした。

今日はやっと測定できる数値までさがってくれて196mg/d#8467; このBUNの正常値は、8〜30mg/d#8467;なんです。いかにリリーの腎臓がボロポロかということです。これは、もう尿毒症をになっていることの現われなのです。

前回、数値の高かった白血球数は14400個でした。前回は、16500個(正常値は、6000〜15000個)この数値が上がるということは、犬にストレスがかかっている証拠、いかにリリーが病院にいることが怖かったか・・・在宅治療にして、少しリリーの精神的な苦痛は取れたみたい。


でも。。。


Hbという数値が22%に落ちている。正常値は40〜55%なのです。

どういうことかというと、腎臓の働きが低下したため赤血球をつくることが出来なくなってきて貧血状態になっているとのこと。1ヶ月ぐらいまえに、この数値が25%まで低下したら「もう諦めてください」と、動物病院の院長先生から言われていたのに、とうとう25%以下まで低下してしまいました。もうリリーは駄目のなか・・・



このところ食欲がなく血液のためになるような食事を食べていないせいもあるが、私としては・・・・リリーが若くて直る見込みのあの病気だったら入院でも注射でも、心を鬼にして受けさせるけれど、リリーの腎臓はもう駄目だし、心臓もかろうじて動いている。そんなリリーに痛い思い怖い思いは、もうさせたくない。ただ、尿毒症の末期は苦しむと聞いているが、嘔吐とか痛みに対する治療に専念し、リリーの寿命をまっとうさせたいと思う。

リリーは、今14歳と9ヶ月、人間の歳でいえば76歳ぐらい・・・ 若い頃は、器量よしの犬だったのに、今は脱毛と腎臓疾患による肌の乾燥で皮膚が粉拭いたようになってしまっている。でも、そんなリリーが愛しくてたまらない。


今日は、食欲があり豆腐と焼き芋と秋刀魚をたべてくれました。






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命の鼓動を止めないで・・・D 2003 09/27 11:00 。


命を考えている。

それは、とても小さい命。

私達と過ごしてきた15年。

年老いた老犬。

延命治療はやめた。

入院・点滴・・・。

壊れている心臓で思いっきり。

震えている・・・。

老犬にとって動物病院は。

ただ怖い場所。

ならば、その時まで穏やかに。

大好きな家にいるのがいいだろう。

痛みの治療はする。

嘔吐とかは老犬を苦しめるだけ。

痛みをとる治療はする。

慢性腎疾患=尿毒症併発。

心臓も微脈、壊れる寸前。

ただひたすら寝ている老犬。

もっともっと生きていてほしい。

でも、苦しみ痛がる姿は見たくない。

穏やかにそのままで・・・。

それが私達、家族の決断・・・。



若い頃の写真・・・こんなに可愛かったのです。









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命の鼓動を止めないで・・・E 2003 09/28 21:26


自宅での闘病生活となったリリーですが、家にいた方がやっぱりいいみたい。

良くはならないけれど小康状態です。

食欲は、「ムラ」です。

食べるときに何でもいいから食べさせています。昨日のは、「牛肉」と「お豆腐」と「乾燥芋」

「乾燥芋〜?」と思われるとおもいますが、元気のいいころリリーが大好きだったのです。母が毎日リリーの食べそうなものを苦労しながら用意しています。老犬で病気がでると食べ物で苦労します。姉も初代マルチーズの時には、2年間食べ物で苦労したとのこと・・・。

犬用の玉子ボーロを欲しがるときは、食欲のある証拠。


土曜・日曜は、私が通院に連れて行きます。通常診療は午前9時からなのですが、ここの動物病院は評判で大変混みます。以前、この病院の近所に住んでいましたので、院長先生からは何かと優遇していただいていますが、普通の診療の時は、朝7時に診察の順番をとりに行きますが・・・・リリーのよように重病になると朝8時半からの予約診療にしてしてくれるので、待ち時間なしの短時間で終わるのでリリーり負担も少なくなりますが、やはり怖いらしくて、病院に向かう車の中から震えっぱなし。診察台で診療をうけている時もブルブル震えっぱなし。今日なんか、足が弱まっていて聴診器を当てられている途中で、ヘナヘナと腰砕けのように座り込んでしまいました。

病院から帰ると疲れからぐっすりお昼過ぎまで寝ています。私は、時々、覗きに行っては、あまりにも良く寝ていると、かえって心配になって触って見ると、眠そうに目を開いてくれると安心するという毎日です。

どうにか9月いっぱいは大丈夫そう・・・。


頑張れ!!!リリー


動物病院でのリリー。G−ンズのワンピースでおめかししています。






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安らかに天国に行ってね・・・F 2003 10/02 00:16


今夜、夜の7時にリリーは天国に旅立っていきました。

私の帰宅までは、待っていてくれなかった。もう1時間、待っていて欲しかった。


だいぶ弱ってきていた。食べなくなった9/11からの数日間は、医者から数日しかもたないと言われていたけど、好き嫌いして食べるものには苦労したけど、日替わりで母の手作りの食べ物を食べていて、「もしかしたら12月の誕生日まで頑張ってくれるかな?」という淡い期待も抱くようになっていたけど。。。この数日、ちょっと足がフラフラになって、すぐに尻餅つくようになっていました。


今朝、私が出勤前に朝食を食べていたら、お気に入りのお座布団の上で寝ていたリリーが、よろよろと私の食べている足元まできて「あら、リーちゃん、どうしたの?」と、私が声をかけたら私の顔を見上げて、くるりと廊下のほうに歩いていったと思ったら、廊下でバタバタとリリーの足音が聞こえるので、見に行ったら廊下で転んでいて、「あららリーちゃん大丈夫?」と声をかけ抱き上げてお座布団の上に寝かせました。 たぶん、リリーが私に最期のお別れに来たんだなと。。。「私、今夜、逝くからね・・・」と。


夜、珍しく自分から食事を器から食べたんだって・・・レバーと鳥のささ身の缶詰、美味しそうに・・・。そして、食べ終わってから5分も経たないうちに、パタッと倒れてと思ったら一瞬、痙攣のように手足をつっぱて、そのまま逝ったとのこと。大好きな母に看取られて・・・。

死顔は、とても安らかに綺麗な顔のままに。。。。


リリーとの楽しい思い出が駆けて抜けていく。はじめて私が、叔母の家から貰いに行った日のこと、いっしょにいった旅行・・・鬼怒川と長野・・・。気の強い子で何度も噛み付かれたこと。。。

リリーの背中は、毎日の注射で硬くなっていて、注射する場所が無くなっていた。これ以上、痛くて苦しい思いもせずに、食いしん坊のリリーらしくお腹に美味しいものを沢山詰めたままに、永遠の眠りに・・・。


今まで本当にありがとう。。。。リリー大好きだよ。。。




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あの子の窓・・・G 2003 10/04 11:46


小さな窓、和室の一角にある窓

いつもあの子はそこにいた。

大好きな場所だった。

そこから、外の景色みていた

ずっと、ずっと・・・

年老いて寝ていることが多かったあの子

ずっと、ずっと、そこにいた。

今は、お気に入りのお座布団だけが

あの子の温もりを覚えている。


小さい、ほんとうに小さいあの子

今もそこで眠っているような気がして

思わず振り返ってみるけど

何処にもいない・・・


ポッカリと心の中の何かが消えちゃった

訳もなく涙が溢れてくるのは何故

ただ、いつもとかわりない暮らししているのに

何がたりない


あんなに小さいあの子の存在が

夜を重ねるたびに感じてしまう

ポッカリと心が空いちゃった

もう、あの子はいない




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リリーは、この窓が好きでした。

落ち着いて眠れるのと、私たち家族が外出した時など、ずっとこの窓のところで私たちの帰りをまつていてくれました。

外出から帰ってくると木戸からリリーが、この窓から私たちのことをずっと見ているのです。


今は、帰ってきてもこの窓から待っていてくれるリリーの姿は、何処にもないんです・・・。

心の中にポッカリと穴が空いてしまいました。


母は、何をしても泣いています。

父も、無口になってします。


父も高齢となり歩けるうちに温泉とかに連れて行ってあげたくても、リリーの具合が悪くて、この1〜2年、何処にも連れて行ってあげることができなかった。だから、リリーは、「もうアタシのことはいいよ。もう、先に逝くから温泉につれていってあげてね。」と、思ったのかな・・・


リリーは、頭の良い子で、神経の細い子でしたが、気は強くて弱音を吐かない子でした。もう、あの温もり、あの身体を抱き上げることは永遠にできません。


リリーへ・・・本当に今までありがとう。








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